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相対力レーティング(RS Rating)の計算方法と見方:計算手順と RPS との対応
⚡ クイックアンサー(Speakable)
RS Rating(相対力レーティング)は、銘柄の過去およそ 12 か月の株価パフォーマンスを全銘柄と比べて付けられる 1–99 の順位スコアです。95 なら約 95% の銘柄を上回ったことを意味します。価格だけを見て過去を表すだけなので、買いシグナルではありません。中国A株・香港株の読者は、同じ市場内の RPS250(約 12 か月)と RPS120/RPS50 を並べて対応させられます。
⚠️ 方法の限界(必読)
- IBD が公開しているのは考え方(過去 12 か月、全銘柄との比較、99 が最高で 1 が最低)だけで、具体的なウエートは公開されていません。本文の加重式はネット上で広く出回っている近似式であり、当サイトは IBD の数値を再現せず、一致も保証しません。
- RPS Stock の RPS は、同一市場内で 20/50/90/120/250 営業日の騰落率ごとに別々に算出するパーセンタイルで、単一の加重スコアではありません。考え方は RPS 計算方法論。
- スクリーナーは買いポイントではありません:どの強度スコアでも「過去のある期間に相対的に強かった」ことを示すだけで、買いシグナル・予測・投資助言ではありません。
- RPS Stock は Investor’s Business Daily(IBD)および MarketSmith と一切の関係・提携がありません。IBD に関する記述は同社の公開学習ページからの引用です。
- ;外部情報は 2026-10-19 に公開ページを確認した内容で、最新の内容は各ページが優先されます。
1. RS Rating とは
RS Rating(Relative Strength Rating、相対力レーティング)は Investor’s Business Daily(IBD)が提唱した評価です。IBD の CANSLIM「Leader or Laggard」解説ページによると、銘柄の過去 12 か月の株価パフォーマンスを測り、全銘柄と比較します。スコアは 99(最高)から 1(最低)までで、RS Rating 95 はその銘柄の株価パフォーマンスが 95% の銘柄を上回っていることを示します。
つまり RS Rating は本質的に順位スコアです。どれだけ上がったかではなく、「全銘柄の中でどの位置にいるか」を示します。中国語で言う「RS」「相対強度」「RS 評価」の多くはこの意味で、RPS Stock の「RPS(相対価格強度)」も同じ考え方です。
2. RS Rating の計算方法(三ステップ + 例)
IBD は具体的なウエートを公開していませんが、計算の枠組みは 三つのステップに分けられます。以下のウエートはネット上で最も広く出回っている近似で、原理を理解するためだけのものです:
- 騰落率を計算:直近 63、126、189、252 営業日(約 3、6、9、12 か月)の騰落率をそれぞれ計算します。
- 加重:近似式は
加权分 = 0.4×近 63 日涨幅 + 0.2×近 126 日 + 0.2×近 189 日 + 0.2×近 252 日で、直近の四半期のウエートが最も高くなります。 - 順位:市場全体の全銘柄の加重スコアを低い順に並べ、パーセンタイルに換算して 1–99 に対応させます。
| 例(架空の数字) | 直近 63 日 | 直近 126 日 | 直近 189 日 | 直近 252 日 | 加重スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 銘柄甲 | +20% | +25% | +22% | +32% | 0.4×20 + 0.2×25 + 0.2×22 + 0.2×32 = 23.8 |
| 銘柄乙 | +2% | +30% | +40% | +50% | 0.4×2 + 0.2×30 + 0.2×40 + 0.2×50 = 24.8 |
二つの銘柄の加重スコアは近いものの、値動きはまったく違います。甲は最近加速し、乙は長期で大きく上がったあと最近は停滞しています。一つのスコアにまとめると、この違いは見えなくなります。これが期間ごとに分けて見る意味です。市場に 5,000 銘柄あり、加重スコアが(低い方から)4,500 位なら、パーセンタイルは約 90%、RS Rating は約 90 になります。
例の数字は架空で、計算手順を示すためだけのものです。実在の銘柄とは関係ありません。
3. RS Rating の見方:80、90 と RS ライン
- 80:IBD は CANSLIM の「L」の解説で、RS Rating が 80 以上の銘柄、つまり過去 12 か月の上昇率が約 80% の銘柄を上回る銘柄に注目するよう勧めています。
- 90 以上:約 90% の銘柄を上回り、市場全体の上位約 10% にあたります。スコアが高いほど、短期で急騰した値動きの荒い銘柄が含まれやすくなります。
- RS ライン:IBD は RS ライン(株価と S&P 500 の比率線)が上向きか、できれば 52 週高値付近かも確認するよう勧めています。RS ラインと RS Rating は別物です。違いは RS レーティングと RS ラインの違い。
- あくまでフィルター:IBD は業績や業種グループ順位などの条件と組み合わせて使います。RS Rating だけでは買いポイントになりません。
4. 中国A株・香港株の読者向け:RS Rating と RPS の対応
RPS Stock の RPS(Relative Price Strength/相対価格強度)は、同一市場・同一観察日において、指定期間の価格パフォーマンスが有効サンプルの中で占めるパーセンタイルです。完全な定義は RPS とは何か?、計算の考え方は RPS 計算方法論。
- 期間:RPS20 / RPS50 / RPS90 / RPS120 / RPS250(約 20、50、90、120、250 営業日)。
- 市場:日本株・米国株・香港株・中国A株の四市場で、市場ごとに別々に順位付けし、市場をまたいで混ぜません。
- 読み方:RPS120 = 85 は、その観察日・その期間で同一市場の有効サンプルの約 85% を上回ったという意味で、85% 上がったという意味ではありません。期間別の読み方は 複数期間での共振。
- 位置づけ:研究用の横断的な順位付けとスクリーニングであり、格付け・予測・投資助言ではありません。
| 比較軸 | IBD RS Rating | RPS Stock の RPS |
|---|---|---|
| 比較範囲 | IBD データベース内の全銘柄 | 同一市場(中国A株・香港株・米国株・日本株を別々に順位付け) |
| 期間 | 過去 12 か月、ウエート非公開 | RPS20 / 50 / 90 / 120 / 250 を別々に算出 |
| 出力 | 単一の 1–99 スコア | 期間ごとに一つのパーセンタイル(約 0–100) |
| 最も近い対応 | — | RPS250(約 12 か月)。最近の加速は RPS120・RPS50 と合わせて確認 |
| 計算式は公開か | 考え方は公開、ウエートは非公開 | 公開:期間騰落率を同一市場内でパーセンタイル順位付け(方法論) |
実用的な読み方:まず RPS250 ≥ 80(長期で強い)を確認し、次に RPS120・RPS50 も高い位置にあるか(最近遅れていないか)を見ます。複数の期間がそろって上位なら「RS Rating が高く、最近も加速している」状態におおむね相当します。RPS250 だけが高く RPS50 がとても低い場合は、長期では大きく上がったものの最近は弱まっていることを示します。多期間の組み合わせの読み方は 多期間 RPS の読み方、毎日の高 RPS 銘柄リストは 本日の強勢株リストで確認できます。
5. よくある誤解
- RS Rating を RSI と混同する:RSI は個別銘柄の買われすぎ・売られすぎを示す指標で、横断的な順位とは関係ありません。詳しくは RPS とテクニカル指標の違い。
- 市場をまたいでスコアを直接比べる:中国A株の RPS90=95 と米国株の RS Rating 95 は比較対象の母集団が違うため、同じ物差しではありません。
- サイトごとの「RS」を同じ数値とみなす:銘柄ユニバース、期間、ウエートが違えば数値も当然違います。引用時は出典と日付を明記してください。
- 99 ならずっと強いと思い込む:順位は毎日変わり、過去に強かったことは将来も強いことを意味しません。
6. 限界
- 価格だけを見る:業績、バリュエーション、資金、業種の情報は含みません。
- 遅行性:過去の騰落率に基づくため、トレンド転換時には反応が遅れます。
- 小型株・低位株のノイズ:出来高の少ない銘柄は値が飛びやすく、パーセンタイルが大きく振れます。
- 投資助言ではありません:このページは指標の意味と計算の枠組みを説明するだけです。
よくある質問(FAQ)
RS Rating はどう計算しますか?
IBD の説明では、銘柄の過去 12 か月の株価パフォーマンスを全銘柄と比較し、1(最低)から 99(最高)で評価します。具体的なウエートは IBD が公開していません。ネット上でよく見られる近似式は「0.4×直近 63 営業日の騰落率 + 0.2×直近 126 日 + 0.2×直近 189 日 + 0.2×直近 252 日」で、加重スコアを市場全体でパーセンタイル順位にし、1–99 に対応させます。
RS Rating はいくつなら強いですか?80 か 90 か?
IBD は CANSLIM の「L(リーダー株)」の解説で、RS Rating が 80 以上で、RS ラインが上向き、できれば 52 週高値付近の銘柄に注目するよう勧めています。80 は過去 12 か月の上昇率が約 80% の銘柄を上回ること、90 は約 90% を上回ることを意味します。目安はフィルターにすぎず、買いポイントではありません。
RS Rating と RSI は同じものですか?
違います。RS Rating は多数の銘柄の間の横断的な順位で、RSI(相対力指数)は個別銘柄自身の値上がり・値下がりの幅から算出する買われすぎ・売られすぎのオシレーターです。名前は似ていても用途はまったく違います。
中国A株や香港株の RS Rating はどこで見られますか?
IBD の RS Rating は主に同社データベース内の米国株が対象です。中国A株・香港株の読者は、同一市場内の相対強度パーセンタイル、たとえば RPS Stock の RPS250(約 12 か月)と RPS120・RPS50 を使えます。IBD の数値と同一視はできませんが、同じ市場の中で過去により上がった銘柄を比べるという考え方は同じです。
RS Rating と RPS は同じものですか?
考え方は同じで、方法が違います。RS Rating は複数の期間を加重して一つの 1–99 スコアにまとめます。RPS Stock の RPS は 20、50、90、120、250 営業日ごとに別々にパーセンタイルを付けて並べるので、短期と長期の強さがそろっているかがわかります。
ネット上の 0.4/0.2/0.2/0.2 の式は IBD の公式ですか?
公式に公開された式ではなく、広く出回っている近似です。IBD が公開しているのは「過去 12 か月、全銘柄と比較、1–99 のスコア」という考え方だけで、公開の議論では直近の四半期のウエートが高いとよく伝えられています。引用時は近似であることを明記してください。
RS Rating が高い銘柄はそのまま買ってよいですか?
いいえ。RS Rating も RPS も過去のある期間の相対的な上昇率を表すだけで、バリュエーション、業績、流動性、相場の方向を含まず、将来を予測するものでもありません。このページは投資助言ではありません。
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