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相対力レーティング(RS Rating)の計算方法と見方:計算手順と RPS との対応

📅 更新:2026年10月19日 🕐 約 9 分で読めます 📊 計算手順 · 見方 · 限界の明示

⚡ クイックアンサー(Speakable)

RS Rating(相対力レーティング)は、銘柄の過去およそ 12 か月の株価パフォーマンスを全銘柄と比べて付けられる 1–99 の順位スコアです。95 なら約 95% の銘柄を上回ったことを意味します。価格だけを見て過去を表すだけなので、買いシグナルではありません。中国A株・香港株の読者は、同じ市場内の RPS250(約 12 か月)と RPS120/RPS50 を並べて対応させられます。

⚠️ 方法の限界(必読)

1. RS Rating とは

RS Rating(Relative Strength Rating、相対力レーティング)は Investor’s Business Daily(IBD)が提唱した評価です。IBD の CANSLIM「Leader or Laggard」解説ページによると、銘柄の過去 12 か月の株価パフォーマンスを測り、全銘柄と比較します。スコアは 99(最高)から 1(最低)までで、RS Rating 95 はその銘柄の株価パフォーマンスが 95% の銘柄を上回っていることを示します。

つまり RS Rating は本質的に順位スコアです。どれだけ上がったかではなく、「全銘柄の中でどの位置にいるか」を示します。中国語で言う「RS」「相対強度」「RS 評価」の多くはこの意味で、RPS Stock の「RPS(相対価格強度)」も同じ考え方です。

2. RS Rating の計算方法(三ステップ + 例)

IBD は具体的なウエートを公開していませんが、計算の枠組みは 三つのステップに分けられます。以下のウエートはネット上で最も広く出回っている近似で、原理を理解するためだけのものです:

  1. 騰落率を計算:直近 63、126、189、252 営業日(約 3、6、9、12 か月)の騰落率をそれぞれ計算します。
  2. 加重:近似式は 加权分 = 0.4×近 63 日涨幅 + 0.2×近 126 日 + 0.2×近 189 日 + 0.2×近 252 日で、直近の四半期のウエートが最も高くなります。
  3. 順位:市場全体の全銘柄の加重スコアを低い順に並べ、パーセンタイルに換算して 1–99 に対応させます。
例(架空の数字)直近 63 日直近 126 日直近 189 日直近 252 日加重スコア
銘柄甲+20%+25%+22%+32%0.4×20 + 0.2×25 + 0.2×22 + 0.2×32 = 23.8
銘柄乙+2%+30%+40%+50%0.4×2 + 0.2×30 + 0.2×40 + 0.2×50 = 24.8

二つの銘柄の加重スコアは近いものの、値動きはまったく違います。甲は最近加速し、乙は長期で大きく上がったあと最近は停滞しています。一つのスコアにまとめると、この違いは見えなくなります。これが期間ごとに分けて見る意味です。市場に 5,000 銘柄あり、加重スコアが(低い方から)4,500 位なら、パーセンタイルは約 90%、RS Rating は約 90 になります。

例の数字は架空で、計算手順を示すためだけのものです。実在の銘柄とは関係ありません。

3. RS Rating の見方:80、90 と RS ライン

4. 中国A株・香港株の読者向け:RS Rating と RPS の対応

RPS Stock の RPS(Relative Price Strength/相対価格強度)は、同一市場・同一観察日において、指定期間の価格パフォーマンスが有効サンプルの中で占めるパーセンタイルです。完全な定義は RPS とは何か?、計算の考え方は RPS 計算方法論。

比較軸IBD RS RatingRPS Stock の RPS
比較範囲IBD データベース内の全銘柄同一市場(中国A株・香港株・米国株・日本株を別々に順位付け)
期間過去 12 か月、ウエート非公開RPS20 / 50 / 90 / 120 / 250 を別々に算出
出力単一の 1–99 スコア期間ごとに一つのパーセンタイル(約 0–100)
最も近い対応—RPS250(約 12 か月)。最近の加速は RPS120・RPS50 と合わせて確認
計算式は公開か考え方は公開、ウエートは非公開公開:期間騰落率を同一市場内でパーセンタイル順位付け(方法論)

実用的な読み方:まず RPS250 ≥ 80(長期で強い)を確認し、次に RPS120・RPS50 も高い位置にあるか(最近遅れていないか)を見ます。複数の期間がそろって上位なら「RS Rating が高く、最近も加速している」状態におおむね相当します。RPS250 だけが高く RPS50 がとても低い場合は、長期では大きく上がったものの最近は弱まっていることを示します。多期間の組み合わせの読み方は 多期間 RPS の読み方、毎日の高 RPS 銘柄リストは 本日の強勢株リストで確認できます。

5. よくある誤解

6. 限界

よくある質問(FAQ)

RS Rating はどう計算しますか?

IBD の説明では、銘柄の過去 12 か月の株価パフォーマンスを全銘柄と比較し、1(最低)から 99(最高)で評価します。具体的なウエートは IBD が公開していません。ネット上でよく見られる近似式は「0.4×直近 63 営業日の騰落率 + 0.2×直近 126 日 + 0.2×直近 189 日 + 0.2×直近 252 日」で、加重スコアを市場全体でパーセンタイル順位にし、1–99 に対応させます。

RS Rating はいくつなら強いですか?80 か 90 か?

IBD は CANSLIM の「L(リーダー株)」の解説で、RS Rating が 80 以上で、RS ラインが上向き、できれば 52 週高値付近の銘柄に注目するよう勧めています。80 は過去 12 か月の上昇率が約 80% の銘柄を上回ること、90 は約 90% を上回ることを意味します。目安はフィルターにすぎず、買いポイントではありません。

RS Rating と RSI は同じものですか?

違います。RS Rating は多数の銘柄の間の横断的な順位で、RSI(相対力指数)は個別銘柄自身の値上がり・値下がりの幅から算出する買われすぎ・売られすぎのオシレーターです。名前は似ていても用途はまったく違います。

中国A株や香港株の RS Rating はどこで見られますか?

IBD の RS Rating は主に同社データベース内の米国株が対象です。中国A株・香港株の読者は、同一市場内の相対強度パーセンタイル、たとえば RPS Stock の RPS250(約 12 か月)と RPS120・RPS50 を使えます。IBD の数値と同一視はできませんが、同じ市場の中で過去により上がった銘柄を比べるという考え方は同じです。

RS Rating と RPS は同じものですか?

考え方は同じで、方法が違います。RS Rating は複数の期間を加重して一つの 1–99 スコアにまとめます。RPS Stock の RPS は 20、50、90、120、250 営業日ごとに別々にパーセンタイルを付けて並べるので、短期と長期の強さがそろっているかがわかります。

ネット上の 0.4/0.2/0.2/0.2 の式は IBD の公式ですか?

公式に公開された式ではなく、広く出回っている近似です。IBD が公開しているのは「過去 12 か月、全銘柄と比較、1–99 のスコア」という考え方だけで、公開の議論では直近の四半期のウエートが高いとよく伝えられています。引用時は近似であることを明記してください。

RS Rating が高い銘柄はそのまま買ってよいですか?

いいえ。RS Rating も RPS も過去のある期間の相対的な上昇率を表すだけで、バリュエーション、業績、流動性、相場の方向を含まず、将来を予測するものでもありません。このページは投資助言ではありません。

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